ThingLab
この内容は、ほとんど ThingLab を知らない状態で書いているので、多くの間違いや勘違いを含んでいます。役立つ情報も皆無ではないので晒しておきますが、無用の情報を無用だと見抜くために、まずは、ThingLab を実際に操作している映像(thinglab1978.mov)や関連資料(ThingLabReport.zip)に目を通されることをお薦めします。
ThingLab は、2.3 であってもいろいろと手直しが必要なようで、まだまだありそうですが、とりあえずこんな修正を加えることでそれらしく動き始めました。
使い方としては、まず、ThingLab Browser の左上のペインの黄ボタンメニューから define new thing で新しいキャンバスを開きます。第2のペインで picture 、第3のペインで insert を選んでから、第4のペインでプロトタイプを選択し、キャンバスに配置する…というのが基本操作のようです。delete で削除、move で移動は字面どおりなのですが、第4ペインで選択したプロトタイプと同じタイプのオブジェクトに対してしか機能しないのとホットスポットが狭いので注意が必要です。edit でインスペクタを表示します。どうやら、設定関係の UI はなく、インスペクタで直接数値をいじれということらしいです。第1ペインの CFConverter に摂氏華氏変換装置があります。第4ペインで Node を選んで、第3ペインで edit を選び、最左端の Node をクリックしてインスペクタを呼び出し、value の値を 50 などとして accept します。ThingLab Browser に戻って、第3ペインから constrain を選んで、適当な Node を改めてクリックすると計算が行なわれるようです。ただ、Plus など演算の Constraint は逆向きが効かないらしく、華氏の(最右端) Node の value を変えても無視されます。
いろいろと調べてゆくうちに、だんだんとつかめてきました。ThingLab のデモ(どんなものかをちょっと見る)的には、第1(最左端)ペインで FixedBridge を選択して、picutre で表示させ、move 、Point を選択して、図中の Anchor をプレス(いったん、constrain のチェックが行なわれるため間が空きます)、反応が戻ってきたら上下左右にドラッグするとおもしろい効果を観ることができてよろしいかと。Beam は制約の厳しいときに無茶な動きをさせるとどこかに飛んでいってしまう、insert の時にクリックせずドラッグしないと例外が発生する、など注意は必要ですがそれらしく動いてくれるので実際に自分で組み立てて様子を見るのにも、 wired node や等式に比べて手軽でよいかもしれません。摂氏華氏変換装置については、等式が逆方向(Plus でいうところの sum - a1 or a2) もやってれるのでそれで CFConvert2.st を、また、演算結果側を Constant で固定する必要があるものの wired node でもほぼ同じことができることが分かったので CFConvert3.st を作ってみました。ThingLabTweak.cs も、Thing の file out 時と、Beam の insert 時の不都合が見つかったのでそれらのフィックスを追加したものに差し替えてあります。
--sumim
このページを編集 (2719 bytes)
|
以下の 1 ページから参照されています。 |
This page has been visited 2474 times.