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ガルマンガミラス駆逐艦

ガルマンガミラスの主力戦艦である中型戦闘艦のプロトタイプ。ポピーB-CLUB発売のガレージキット 1/2100 スケールは 110 mm あるので、計算では全長 231 メートルになり、中型戦闘艦より少し小型。主力火器は艦上部甲板に艦橋をはさんで前方に回転砲塔2基、固定式砲塔(無砲身タイプ、発射口2門)1基があり、後方には回転砲塔1基。艦首には中型戦闘艦と同じ高圧直撃砲が格納されている。回転砲塔・固定式砲塔・高圧直撃砲は中型戦闘艦と同等のものと思われる。上部甲板に3連ミサイル発射口がある。名称は駆逐艦で機動性が高いが攻撃能力は巡洋艦クラスと考えられる。
ガルマンガミラス駆逐艦は、デスラーが自動惑星ゴルバとの戦いの後、銀河系核恒星系でガルマンガミラス帝国を建国し、旧来のガミラス艦隊に替わる新艦隊をつくるうえで真っ先に開発された艦と思われる。その後、ボラー連邦との大戦争を遂行するうえで、より対艦攻撃に優れた戦闘艦が多数必要になり、次に3連装砲塔を3基装備する中型戦闘艦を開発し、更には新鋭戦艦として大型戦闘艦を開発したものと想像される。ガルマンガミラスでは回転砲塔を搭載した艦が目立つ。ヤマトシリーズの中で「ヤマトIII」は「ヤマト2」の流れにある。「ヤマト2」ではデスラーは彗星帝国に身を寄せていた。自分を甦らせてくれたお礼なのかどうかは不明だが、彗星帝国の戦艦メダルーザに搭載された強力火器・火炎直撃砲は、ガミラスの瞬間物質移送器の技術を元に開発されたようである。その代わりにデスラーは彗星帝国の艦に搭載されていた回転砲塔の技術を得たようだ。回転砲塔は、十分にエネルギーを充填して発射すると、主砲として対艦攻撃に使用出来るが、小刻みに回転しながら発射すると、対空砲としても使用できる。宿敵ボラー連邦は空母を多数保有する艦隊が多い。ガミラス時代の駆逐型デストロイヤー艦の上下甲板にある無砲身型砲塔の欠点である対空砲撃能の低さの問題を解決するうえで、回転砲塔を搭載したガルマンガミラス駆逐艦の開発・配備は必須であったと想像される。
この艦の一隻は、バース星艦隊との戦闘中ワープ計算を誤り、地球に到達。日本のアルプス山岳地帯で攻撃機隊の迎撃を受け、回転砲塔を小刻みに発射しながら上部甲板にある3連ミサイル発射口より迎撃ミサイルを連続発射して応戦した。ガルマンガミラス駆逐艦が目立って登場したのは、太陽系内へと逃れてきたバース星艦隊旗艦「ラジェンドラ号」を追って第11番惑星空域でヤマトと戦ったときのダゴン将軍率いる艦隊。なお、「ラジェンドラ号」を破壊したのは高圧直撃砲ではなく、この艦の主力火器である回転砲塔による集中攻撃である。高圧直撃砲は、ヤマトにてこずるのに業を煮やしたダゴン将軍が発射準備を命じた。しかし、発射する前にヤマトに艦隊を壊滅させられた。確認は「ヤマトIII 第6話 激闘!11番惑星空域」で出来る。よって、「ヤマトIII」に高圧直撃砲が発射されたシーンはない。--シルクロード

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