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ガルマンガミラス本星

「ヤマトIII」で建国されたガルマンガミラス帝国の本星。デスラーズ・パレス(デスラーの宮殿の意味)がそびえる帝都を中心に街が広がり、都市全体をドームが覆っている。
ガイデル提督に案内され到着したヤマト乗組員たちは、群集、都市、軍事パレードに圧倒された。
本星の地上基地には迎撃ミサイルが多数配備され、衛星軌道には戦闘衛星が配備されており、ガミラス時代の駆逐型デストロイヤー艦も見られる。作品「新たなる旅立ち」から2年そこそこしか経っていないのだが、その間にボラー連邦からガルマン民族を解放し、ガルマンガミラス帝国を建国、更に7つの大艦隊を揃えてしまうところは驚異と言う他は無い。7つの大艦隊の構成は不明だが、「ヤマトIII」と「完結編」を見て考えられるのは、東部(ガイデル提督、ダゴン将軍、フラーケン大佐)・西部(ヒステンバーガー将軍)・南部(登場人物なし)・北部(グスタフ中将)の銀河系各方面軍と、3つのデスラー艦隊(ボラー連邦ゴルサコフ艦隊と交戦した艦隊、ボラー連邦べムラーゼ艦隊と交戦した艦隊、ディンギルのルガール艦隊と交戦した艦隊)の7つか。
「完結編」の冒頭で銀河系と異次元からワープアウトした銀河との衝突の影響で帝都が破壊された。ガルマンガミラス本星に到着したヤマトの前には、破壊された帝都があり、ヤマト甲板上に並んだ乗組員達が見つめていた。真田が「デスラー総統の命運も尽きていたのか」と言うシーンがあり、続いて古代が白い花束をヤマトから投げ落とした。しかし、帝都の崩壊時、デスラーはボラー連邦との国境へ視察に出かけており難を逃れていた。その結果、デスラーはアクエリアスを前にルガール大神官率いるディンギル艦隊に攻撃されようとしているヤマトを救いに駆けつけ、ヤマトとの交信では1本の白い花(上記)の匂いを嗅いで胸に挿し、「その節は失礼した。あの邪魔者は私が引き受けよう」と述べ、艦隊に命令。「全艦、ヤマトを囲む敵艦隊に向かって、突撃!」
初作品でドメル将軍率いる空母艦隊はオメガ・ルビー・サファイア・ダイヤの各戦線から召集された。ということは、ガミラスは地球以外の文明国家とも戦争を遂行していたことになる。ガミラス星があった大マゼラン雲をはじめ、小マゼラン雲や銀河系にも勢力を伸ばし、その中で民族移住先の第一候補地として地球を見つけたのだろう。ヤマトに敗れたのちも、各地に広がっていたガミラス人やガミラス艦隊は残っており、そこから「ヤマト2」に登場したガミラス艦隊(「新たなる旅立ち」でデスラー戦闘空母以外全滅)や「ヤマトIII」のデスラー回想シーンで登場した銀河系中心部に到達したガミラス艦隊を編成したものと想像される。「完結編」でガルマンガミラス帝国に甚大な被害が出たが、なおも大小マゼラン雲からガルマンガミラス本星へガミラス民族の移民が続いており、ディンギル艦隊と交戦したデスラー艦隊のガミラス式デストロイヤー艦群も、もとは移民艦隊なのかもしれない。--シルクロード

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