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なおざり と おざなり

漢字で書くと、等閑 と 御座成り。「なおざり」はよく注意を払わないことで対応がおろそかになること。「おざなり」は意識して中途半端、いい加減にやっつけること。

いいかげんにして軽く済ませるのが「おざなり」、いいかげんにして避けて放置するのが「なおざり」。物事の達成の要不要自体をおろそかにするのが「なおざり」、達成には真摯な態度で接してはいるもののその質を問わないいい加減さは「おざなり」。

芸子連中がお座敷なりにランク付けをして対応する様子を表した「御座成り」。「そのまま(なお)放置(ざり)」に同義の漢語を当てたのが「等閑」。

「なおざり」は平安時代、「おざなり」は江戸時代。
--sumim



本日のナ --sumim
すげー。知らなかった。昔の人がそこまで丁寧に使い分けていたなんて!

むしろ、昔の人のほうが言葉を丁寧におしゃれに使っていた…って話じゃなくて?--sumim

ほんとうに。たすかります。2度目みて、確認いたしました。
できれば、何か、こういう調べになられました根拠などを
教えて下さいますとますます、助かります。
できれば宜しくお願いいたします。--れいな

根拠というか、出典は岩波の国語辞典です。--sumim

勉強になりました

解ってよかったです
言葉の意味って難しいなぁ・・・・・(^_^メ)--infoweb.ne.jp

なるほど。長年の疑問が解けました。
私はおざなりの方をよく使っていて、なおざりは間違いなんじゃないかと思っていました。どちらも正しくて、意味が少し違う言葉だったのですね。
ありがとうございました。

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