Dynabook
コンピュータの利用形態は、紙や鉛筆、本といったものと同じでなければならない。電話やネットワークと接続して容易に情報をやりとりできなければならない。小型で安価な一般消費者向け製品でなければならない。という発想を元に考案された架空のコンピュータの名称。これらの条件を満足するために必要なハードウエアおよびソフトウエア技術を研究開発するために XEROX の PARC で行なわれたプロジェクトの俗称。その試作マシン(暫定仕様マシン)の呼称。ダイナミックな(に)情報を扱うことのできる本(ブック)からの造語。--sumim
当初 DynaBook とも。--sumim
Dynabook に…と言うと語弊がありそうですが、アラン・ケイ の最近の論文から理想のコンピュータ環境に求められる要素を3つほど自分に分かりやすく整理してみました。かなり歪曲されているかもなので注意。--sumim
- すべてが容易に把握、制御、改変可能 …… システム、アプリ、データのオブジェクトへの一元化。グラフィカル UI 。
- 改変、制御は安全に行なえなければならない …… オブジェクト指向(カプセル化)の活用。改変の履歴管理と復帰機能。
- 改変は直ちにシステムに反映されなければならない …… 動的バインド。動的メモリ管理。
換言して、
- システムは点検・修正中であっても動作し続けることが望ましい。
- システムはそれ自身が新しいアイデアの試行、実施の場となりうべき。
- システムの提供する機能は少ない方が好ましいが、しかしメタなものであるべき。
Smalltalk がオブジェクト指向プログラミング言語として学びにくいのは、Smalltalk から Dynabook 暫定環境色を払拭して開発環境としてブラッシュアップする際に、Smalltalk から外すに忍びなかったここいらへんの Dynabook 的ファクタのいくつかが混乱を招く、つまりオブジェクト指向プログラミング、言語、環境には本来必須ではないものが、Smalltalk にあるがゆえにさも必須であるかのように説かれる傾向があるからなのでは?との仮説。--sumim
東芝の主にノート型コンピュータの商標。DynaBook 。--sumim
日本のSmalltalkerでDynaBookを使用している人、何人くらいいるんやろか?
願わくば0でありますように、、。--kimurako
九州で使ってました。再生品が安かったもので…。
でも、ちょっとこれはひどいと思う。事の真相(?)については青空のリスタートをお勧めします。
あと、あまり知られていませんが、富士ゼロックスはDynaBookを売っていました。アップルの代理店もやってました。ワークステーションはSunのOEMです。--abee
このページを編集 (2393 bytes)
|
以下の 4 ページから参照されています。 |
This page has been visited 7099 times.