一石レフレックスラジオ
一石(トランジスタが一つ)で、RF増幅とAF増幅の両方を同時に行う(レフレックス方式)ラジオ。
通常、同調回路→RF増幅→検波→AF増幅、という機能ブロックでは、少なくともRF増幅とAF増幅でそれぞれ一石を使用するため、二石のラジオになってしまうが、RF(radio frequency)とAF(audio frequency)の帯域がほとんど重ならないため、それぞれの増幅器のトランジスタは、増幅可能な信号帯域の一部しか使っていない事になる。
そこで、同調回路の出力と検波回路の出力を混合し、RFとAFを一つのトランジスタで同時に増幅するようにしたものが「レフレックス方式」である。
レフレックス方式は、みかけ上は増幅器の出力を入力に戻している(帰還している)ため、出力側には信号帯域を分離するためのフィルターが必ず必要になる。フィルターの設計が悪いと、場合によっては増幅器が発振するという欠点がある。また、AF信号とRF信号を混合するため、増幅度をあまり大きくすると、クリッピングするという欠点もある。
その代わり、トランジスタを一石しか使用しないため、小型の割に高感度、しかもスピーカが駆動可能で、消費電力も少ないという利点もある。--CUE
関連
このページを編集 (1001 bytes)
|
以下の 1 ページから参照されています。 |
- ソフトウェア配線 最終更新: 2005-01-20, 11:45:54 <61>
This page has been visited 8937 times.